十分な睡眠時間をとりましょう
子どもの生活時間は生活環境の変化とともに夜型化しています。最近の小・中・高校生の就寝時刻をみると学年が進むに従って遅くなっていることがわかります。就寝時刻が遅くなると睡眠時間が減少するほかに、起床時間も遅くなりがちなことから朝食を食べなくなるなど生活習慣全般に影響します。
また22時以降に就寝する3歳児の割合は31%にものぼり(平成22年度幼児健康度調査報告書、公益社団法人日本小児保健協会)、幼児の夜型化も問題となっています。
睡眠はなぜ大切か?
それでは、睡眠はなぜ必要なのでしょうか。
睡眠は体を休めるだけでなく子どもの成長において大きな役割を担っています。子どもの成長は、乳児期から思春期にかけて急激な伸びを示しますが、身長は成長ホルモンと呼ばれる物質がはたらくことによって伸びます。この成長ホルモンがもっとも多く分泌されるのが睡眠時になるため、質のよい睡眠をとることが子どもの成長には不可欠となります。低年齢の子どもの夜型化には大人の生活習慣が影響を与えています。大人の生活習慣から見直すことも大切です。
“背が伸びる”とは? | 睡眠と成長 | 食事と成長 | 運動と成長 | 成長曲線とは? |