成長の評価方法
成長を数値で評価する、SDスコアと成長曲線について解説します。
子どもの成長曲線を作成してSDスコアを算出することで、より正確で客観的な評価を行うことができます。
文部科学省は、2014年4月30日に「学校保健安全法施行規則の一部改正等について(通知)」の中で、「座高の検査を必須項目から削除したことに伴い、児童生徒等の発育を評価する上で、身長曲線・体重曲線等を積極的に活用することが重要となること」と記載しました。
成長の経過をみるために成長率を評価することは重要で、標準的な成長の範囲と比較することができる身長曲線・体重曲線などを活用されることがすすめられます。
また、氾濫している誤った情報に惑わされることのないよう、治療が必要な子どもに早く気づいて適切に対応していただくために、保健師・保育士・養護教諭のみなさんに本Webサイトをお役立ていただければ幸いです。
- SDスコアについて
- 成長の評価方法として標準的に使われているSDスコア法について説明し、SDスコアの求め方を解説します。
- SDスコアとパーセンタイルの関係
- パーセンタイルという評価方法をご紹介します。
- 横断的標準成長曲線とは?
- ある年の性別・年齢別に収集したデータから出した、平均身長と平均体重を基に作成した成長曲線です。
- 縦断的標準成長曲線とは?
- 特定の子どもたちの、出生後から成人するまでに定期的に計測した身長のデータを基に作成した成長曲線です。
- 標準成長率曲線とは?
- 縦断的標準成長曲線のデータを基に作成した、1年間に伸びる身長の実数値(cm)をあらわす曲線です。